一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
その時、チョークで数字を書く音が聞こえてきた。
なんと秋野くんは、難しい問題をほぼ考えることなく書き始めたのだ。
すごいなぁ、かっこいいし賢いだなんて。
そんなところも蓮くんと同じだ。
きっと蓮くんもこの問題、さらっと解けちゃうんだろうな。
「……正解だ」
秋野くんが解いた答えは合っていたらしく、先生が悔しそうに言った。
秋野くんは一切リアクションを取らず、無表情のまま席へと戻った。
すごい…どうしたらあの答えが出るんだろう。
あまり賢くない私は、こういう難しい問題はいつも捨ててしまうのだ。
やっぱり秋野くんも蓮くんと同じで遠い存在だなぁと思いながら、蓮くんと近くにいる私が不思議でならなかった。