一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
ーーー放課後。
今日も何とか一日を切り抜け、安心しながら帰ろうと思い、教室を出た時。
「あ、桃原。
ちょうど良かった」
職員室に戻ったはずの担任の先生が、また教室へとやってきたようで、話しかけられた。
嫌な予感しかしない。
「ど、どうしたんですか…?」
「実は図書室の掃除を頼みたくてな。いいか?」
やっぱり雑用だ…しかも図書室を一人でだなんて大変すぎる。
でも断れるはずもなく、肯定する私。
「わかりました」
「本当か?ありがとう。
あ、あと一人じゃないからな。
実はもう一人、掃除任せてあるから一緒にやってほしい」
じゃあ頼んだ、とだけ言い残し、担任の先生は来た道を戻ってしまう。
どうやら誰かに任せるために、教室に来たようだった。