一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
それでも嫌じゃなかった。
蓮くんにこうされるのが好きで、落ち着く自分がいるのだから。
「もー可愛すぎ…」
蓮くんに大人しく身を任せていると、頭も撫でられる。
なんか私、動物みたいじゃない?
犬とか猫とか。
こうやって抱きしめられて撫でられるのが好きだなんて、飼い犬や猫もいいところだ。
それでも本当のことなのだから仕方がない。
結局蓮くんと密着状態になり、ドキドキしてしまうのだけど部屋とリビングとではやっぱり違った。
蓮くんには失礼かもしれないけど、こっちの方が安全っていうか…なんていうか。
別に蓮くんを危険扱いしてるわけじゃないんだけど、部屋はなんとなくダメな気がして。
リビングでならこうされるのも安心できた。