一途で甘いキミの溺愛が止まらない。




「おい、なんかあったのか?
様子変だけど、お前」



「えっ……?」



それだけ私の様子がおかしかったのだろうか。



まさか秋野くんにそう言われるとは思ってなくて戸惑ってしまうけど、慌てて笑顔を作る。



「なんでもないよ。
今日から学校始まるなぁって思って」



「あー、確かそれはあるな」



うまく誤魔化せたのだろうか。



秋野くんがふっと軽く笑い、耳につけていたヘッドフォンを首元に下ろした。



「次は冬休みだよ」



「もうそんな先まで考えてんの?
まだ文化祭とか修学旅行もあるけど」



「あっ、本当だ。
冬休みどころじゃないね」



文化祭は九月の後半にあるから言っているうちにもうすぐだ。



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