一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
「あのさ」
一人緊張しながら黙っていると、上条くんが口を開く。
「ど、どうしたの…?」
「昨日からずっと思ってたんだけどね、どうして前髪切っちゃったの?」
「え……?」
その言い方はまるで切ってほしくなかったという意味が込められているようで、なんだか悲しくなる。
そりゃそうだよね…。
いつも前髪で目を隠し、周りとあまり視線が交わらないようにしていたのに。
急にこんな切って、似合ってもないのにイメチェンしたって思われるに決まってる。
「ご、ごめんね…変だよね」
自分でもわかっているのに、こんな気持ちになるのはどうしてだろう。
やっぱり私は上条くんと釣り合わない。