一途で甘いキミの溺愛が止まらない。




ただひとつ気になることが。



それは自分の部屋にベッドがなかったこと。
それから寝室は三階にあると言っていたこと。



もちろん寝室も、別々だよね…?



なんだか嫌な予感がするけど、あえて深く考えないようにする。



「あとは寝室だね。
三階に行こう」



だけど、三階へ行こうとする上条くんは、明らかに今までよりも嬉しそうな笑顔になる。



恐る恐る上条くんの後ろについて行けば、ある一つの部屋で止まった。



「ここが俺たちの寝室だよ」



“俺たち”。
さらっとそう言って、ガチャリとドアを開ける。



そして中を見てみれば…



「……っ!?」



そこには大きなベッドがひとつ、置いてあって。



これは、あれだ。



一人にしては確実に大きいし、二人でも十分大きいだろう。



ということは、もしかして…。



驚きながら固まっている私を、上条くんは小さく笑って見つめてきた。



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