一途で甘いキミの溺愛が止まらない。
「いや、あの私のことは好きなように呼んでくれて大丈夫だけど…私はその、呼べない、です…」
「それだと意味ないよね。
じゃあ仕方ないな、みんなに婚約者だって報告して」
「わ、わかった、から…!
お願い、言うのだけはやめて欲しいの」
また訴えるように上条くんをじっと見つめる。
「……っ、待って、だからそんな見つめ方しないでお願い死ぬから、ごめん俺が悪かった。
冗談だから、ね?」
「本当?絶対言わない…?」
「うん、言わない。だから名前で呼び合おうね」
名前で、呼び合う…悩んだところで選択肢はこれしか残ってなくて、受け入れるしかないのだ。