【短編】君の魔法にかけられて


あれから半年以上を過ぎた今になって、


まさか履歴書で再び
この名前を見ることにはなるとは

思いもしなかった。


真っさらな佐藤のトーク画面を開いて、
文字だけを打っては消し、
打っては消しを何度も何度も繰り返した。


そんな夜を何度もすごして、

とうとう大晦日が来てしまった。



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