【続】アーモンド~キミとの未来~

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「あぶなっ!」

倒れそうになった千咲を誰かが支えた

「え…」

千咲自身もなにが起きたのか驚く
顔を上げると、千咲を支えていたのは八尋だった

「……八尋くん?」

「そ。八尋だよー。つか、千咲ちゃん大丈夫?」

「ごめん…大丈夫だよ」

申し訳なさそうにする
とりあえず近くのベンチに座らせることにした

そして「ちょっと待ってて」と言ったあとどこかへ行く

そして数分後に戻ってくる

「はい、これ」

すっと差し出されたのはスポーツドリンクだ
八尋は近くにあった自販機に行って飲み物を買って戻ってきたのだ

「ありがとう」

「どういたしましてー」

そう言うと隣に座る
そして千咲に問掛ける

「寝不足なの?」

「え?」

「目の下にクマ出来てるからさ」

トンと目の下を指さす
鏡を見て確認すると目の下にうっすらとクマが出来ていた

やっちゃった、とポソリと呟く

ちゃんと睡眠も取ってると思ってたと軽くショックを受ける

「もしかしていろいろ忙しいの?」

「う、うん…。講義や課題もあるしバイトもあるし」

「そりゃぶっ倒れるって」

クスッと少し笑う
お昼に見せたチャラけた感じではなかった



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