懲らしめて差し上げますっ!~じゃじゃ馬王女の下克上日記~
執事が晩餐室から出て行くと、食事を中断していたラナたちは、目の前のメイン料理の続きに戻る。
そして皆の皿が空になったら、侯爵自慢のハチミツを使ったデザートが運ばれてきた。
執事と若いメイドが、客人の前に美味しそうなプディングを並べていく。
ガラス鉢に盛られた薄黄色のプディングは、動かすとふるふると震え、滑らかでとろける食感なのが、食べる前に伝わってくる。
生地に蜂蜜を練り込んであるそうだが、上にもたっぷりとかけられていて、苺やブルーベリー、ミントの葉で可愛らしく飾られていた。
「さあ、王女殿下、皆様、我が家の伝統料理、ドックヤックプディングをお召し上がりください」
にこやかにそう言った侯爵自身は、それに手をつけず、紅茶を飲みながら横目でチラチラとラナを観察している。
彼女は「まぁ、綺麗で美味しそうね!」と目を輝かせ、添えられている木のスプーンを手に取った。
そしてプディングをすくい、口に運ぼうとして……隣からカイザーに、スプーンもガラス鉢も奪われた。
「あっ、なにするのよ。返して!」と怒るラナに、彼は大きなため息をつく。
「お人好しにもほどがあるだろ。アホか。気づけ」
「え……なにを?」
そして皆の皿が空になったら、侯爵自慢のハチミツを使ったデザートが運ばれてきた。
執事と若いメイドが、客人の前に美味しそうなプディングを並べていく。
ガラス鉢に盛られた薄黄色のプディングは、動かすとふるふると震え、滑らかでとろける食感なのが、食べる前に伝わってくる。
生地に蜂蜜を練り込んであるそうだが、上にもたっぷりとかけられていて、苺やブルーベリー、ミントの葉で可愛らしく飾られていた。
「さあ、王女殿下、皆様、我が家の伝統料理、ドックヤックプディングをお召し上がりください」
にこやかにそう言った侯爵自身は、それに手をつけず、紅茶を飲みながら横目でチラチラとラナを観察している。
彼女は「まぁ、綺麗で美味しそうね!」と目を輝かせ、添えられている木のスプーンを手に取った。
そしてプディングをすくい、口に運ぼうとして……隣からカイザーに、スプーンもガラス鉢も奪われた。
「あっ、なにするのよ。返して!」と怒るラナに、彼は大きなため息をつく。
「お人好しにもほどがあるだろ。アホか。気づけ」
「え……なにを?」