懲らしめて差し上げますっ!~じゃじゃ馬王女の下克上日記~
それは、内容の恥ずかしさに対してだけではない。
【私が王位に就いたら、美しい君を城に迎えたい。心の準備をして待っていておくれ】
手紙の最後は、そのように締め括られており、宛名のマリアンヌ嬢が、突如としてお妃候補に名を挙げることになったためだ。
しかし、マリアンヌ嬢は男爵家の娘で、身分は低く、領地も持たない末端貴族である。
王族の婚姻相手の条件として子爵以上の家柄でなければならず、彼女を娶るのは法律上、不可能であった。
これはどういうことかと、諸侯らがざわつく中、王太子はテーブルに両肘をつき、頭を抱えている。
前列に着席している有力貴族の公爵が、「王太子殿下は、男爵家の娘を娶られるおつもりですか?」と厳しい口調で質問した。
それに答えるのは、冷や汗をかいている王太子ではなく、冷めた目をした王女である。
「いいえ、そうではございません。お兄様は他の立場を与えて、マリアンヌ嬢を城に迎え入れるおつもりです。それも彼女だけではなく、手紙の宛名に書かれております娘たち、全員を」
【私が王位に就いたら、美しい君を城に迎えたい。心の準備をして待っていておくれ】
手紙の最後は、そのように締め括られており、宛名のマリアンヌ嬢が、突如としてお妃候補に名を挙げることになったためだ。
しかし、マリアンヌ嬢は男爵家の娘で、身分は低く、領地も持たない末端貴族である。
王族の婚姻相手の条件として子爵以上の家柄でなければならず、彼女を娶るのは法律上、不可能であった。
これはどういうことかと、諸侯らがざわつく中、王太子はテーブルに両肘をつき、頭を抱えている。
前列に着席している有力貴族の公爵が、「王太子殿下は、男爵家の娘を娶られるおつもりですか?」と厳しい口調で質問した。
それに答えるのは、冷や汗をかいている王太子ではなく、冷めた目をした王女である。
「いいえ、そうではございません。お兄様は他の立場を与えて、マリアンヌ嬢を城に迎え入れるおつもりです。それも彼女だけではなく、手紙の宛名に書かれております娘たち、全員を」