10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
私はついガン見していたらしい。

「後でいくらでも見せてあげるから。

まず入って欲しいんだけど。」

その言葉で我に返った私。

「あ、はい。お邪魔します。」

彼に見とれていたのはそこまでだった。


玄関に入った途端、異臭がした。

「臭い。何の臭い?」

「臭い?オレ、よくわかんないんだけど。」

「うん、どこかで何かが繁殖してる気配がするよ。」

「まあ、繁殖しててもおかしくないかもな。

異動になってから、余裕なくてさ、部屋に磨きかかっちゃって。」

「はあ、じゃあ前はもう少しはましだったの?」

「うん、足の踏み場はあったよ。」

当たり前のように言われてクラクラした。

当然だ。

玄関に入った時点で足の踏み場もないのだ。

一面に多い尽くされるモノ達。

よくテレビに出てくるゴミ屋敷。

まさにそれだ。

ここまでのレベルとは想像もしていなかった。

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