10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
急にそんなことを言われたら、他意がないのは分かっていても嬉しくなってしまう。

「いや、10才も上はどう考えてもオバサンでしょ。」

「主任、10才上なの?オレ、年知らないし。」

しまった。言わなきゃ良かった…。

「そうだよ。35だもん。伊藤君25位じゃないの?」

「合ってます。さすがストーカーっすね!」

こんなとこで誉められても、嬉しくない。

「まあね。てことで、完全にオバサンだよ。

ただ見てるだけのおとなしいストーカーだから、安心して帰ってね。おやすみ。」

私は無理矢理彼を追い出した。

これ以上年齢の話をしたら、さすがにへこんでしまいそうな気がしたのだ。

元々彼とどうこうなる気なんでないのに。

早寝して、明日のゴミに備えようっと。

伊藤君のことは考えないようにして、私はベッドに入った。

眠れないかと思っていたのにすやすや寝てしまった…。

自分で思った以上に疲れてたんだ。

伊藤君のゴミパワー、恐るべし。

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