10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
思いきり寝て、すっきり目覚めた私は朝8時、伊藤君の家の前にいた。

朝ごはんもきちんと持参して。

しかし私はこんなゴミ屋敷で食事はしたくないので、自分の分はしっかり食べてきた。

その残りを伊藤君に持ってきた。

コンビニ弁当は飽きてそうだし。

ピンポーン。

何度も鳴らすが出ない。

うん、朝は苦手と言っていた。

ドアをひたすらノックする。

いい加減にしてくれ、伊藤。

顔を見ないと、全く愛着は湧かない。

イライラするばかりだ。

10分程チャイムとドアノックをし続けた結果、やっと伊藤君が登場した。

「おはようございます。」

どう考えても寝ぼけている。

ボサボサの髪に、目をこすりながら欠伸をしたその様子。

なんて尊い!!

しかも、黒のつるつるしたパジャマ着てる。

伊藤君はパジャマ派だったんだ!

私は出てこなかった10分間をパジャマ姿を拝んだことで、水に流すことにした。

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