10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
そんなことを考えながらコインランドリーから帰ると、家の鍵は空いていた。

「伊藤君、入るよー。」

「はい。」

見ると私が持ってきた朝食をほんやりと食べていた。

自分でコーヒーも入れたらしい。

「主任も飲みますか?」

「いえ、私はご遠慮させて頂きます。」

綺麗になるまではこの部屋の物は口にしないと決めている。

伊藤君って、お腹丈夫なんだろうなー。

そんなことより、片付けだった。

ついつい、伊藤君を眺めてしまう。

洗濯物を集めたので、大分床が見えるようになった。

私はひたすらゴミを捨てていた。

ゴミ袋が、どんどん溜まっていく。

「伊藤君、ゴミ袋なくなったから買ってくるね。」

ぼーっとしていた伊藤君が生き返ってきたらしい。

「僕行きますよ。」

パジャマで言われても…。

「いや、私行ってくるから、その間に着替えとかしといてくれる?」

「ああ、そうですよね。休みは1日パジャマなんで忘れてました。」

「…。」

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