10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
だがしかし、上機嫌の私でも譲れない物はある。

昼食だ。

「主任、そろそろお昼ですよ。オレ、奢りますよ?」

「ありがと、でも家近いからうちで食べてまた来るね。」

「いっぱい働いてくれてるし、いいですよ。

出前でも取りましょうよ。」

「ホントに大丈夫。気持ちだけ頂くから。」

「主任、まさかオレと食べるの嫌なんですか?」

彼がしょぼんとした顔を見せた。

何かだんだんキャラ変わってるけど、大丈夫ー?

可愛いペットみたいだよ。

仕方ない。可哀想だから、正直に言おう。

「いや、この汚い家で食べたくない。」

彼が目に見えてしゅんとした。

「伊藤君、綺麗になったら一緒に食べようね!」

「はい!じゃ今は近所に食べに行きましょうよ。

それならいいんですよね?」

「まあ、いいけど。」

「じゃ、行きましょ。」

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