10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
そして歓迎会が始まった。

伊藤君はすでに皆に馴染んでいるので、楽しそうにしている。

私は同期で同じ主任の遠藤や、石井課長と飲んでいた。

といっても、二次会に備えてほぼウーロン茶。

私が飲めないのを知っているので誰も強制しないのだ。

そういう点はいい会社。

仕事の話などをしながら、若い人達を眺める。


そのうち伊藤君がお酌に来た。

石井課長に挨拶をしてる。

それを見ながら遠藤が私に言う。

「その後どうなの?」

「いや、特に何も。」

「美和が絶対何かあるって言ってたぞ。」

「遠藤から見て、何かあるように思う?」

「思わん。」

「それが答えじゃないの?」

「でも俺は鈍いぞ。」

「それも当たってるねー。」

そう、遠藤はいい奴だが、激ニブだ。

相手が美和でなければ結婚できなかっただろう。

多分私と同類。

なので、遠藤といると落ち着く。

美和がいないとお互い会話もせず、ただボーッとしている。

やっぱり結婚相手は正反対を選ぶんだなーなんて、遠藤とぼーとしていた私。

急に伊藤君から声をかけられた。



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