10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
「南田主任、いつもお世話になってます。

ウーロン茶ですよね。」

「うん、ありがとー。」

「いえ、こちらこそ。」

お互い乾杯するが、特に仕事場で話すことはない。

「いつも頑張ってるね。これからも期待してる。」

「あ、ありがとうございます。」

彼が軽く下を向く。

「さ、皆も待ってるし、私のとこはもう行っていいよ。次行きなよ。」

「…わかりました。行ってきます。」

一瞬唇を噛んで、すぐに笑顔で遠藤と飲みかわし、次々お酌をして歩く。


彼が去った後、遠藤が私のそばに少し寄り囁いた。

「お前、伊藤に冷たくない?」

「私が?何で?」

< 73 / 92 >

この作品をシェア

pagetop