10歳年下の部下を溺愛しすぎて困ってます
「あいつ仕事めっちゃ頑張ってるだろ。

ほとんどミスもなく、自分一人で大体こなす。

下準備してるからだ。

客からの評判も良いし、社内でも問題ない。

あんなに頑張ってる奴にこういうとこで褒めてやんないの?

お前、他の奴にならちゃんと褒めてるよな?

伊藤のこと、意識しすぎじゃねーの?

直属の上司としてやるべきこともできねーんなら、主任失格だぞ。

お前はそんな奴だった?」

遠藤に怒られ、私は俯く。

意識、し過ぎていたんだろうか。

確かに伊藤君は本当によく働く。

最初に優秀そうと感じた通り、優秀だ。

しかも努力家だ。陰できちんと努力しているのも上司である私はよく知っている。

仕事も丁寧だし、コミュ力も高い。

私は遠藤に囁いた。

「わかった。意識し過ぎてたのかも。

二次会でちゃんと伊藤君と話するから許して。」

「おう。それでこそお前だ。」


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