ただのワガママでしょうか。
「ゆき?付き合うって?」
そう聞いてみたのに、返ってきた言葉は、
「もう最寄りの駅につくよ。その話は、仕事のあとにしよう。必ず、仕事が終わったら連絡してね」
気になったが、出勤時間ギリギリな私は、頷くしかなかった。


「家はどの辺り?」そう聞いてくれるのに、まだ100%相手を信じきれていない私は、
近くのコンビニを伝え、そこで大丈夫と告げた。
その気持ちが、分かってか、それ以上は、だいちゃんは言わなかった。

「ありがとうございました」
そう言いながら。お金を出そうとするも、手を軽く抑えられて、
「いいから。頑張ってね。絶対連絡するんだよ。ほら、急いで」

その声に頷いて、頭を下げながら、寮の部屋まで、走った。
時刻は、8時45分。
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