ただのワガママでしょうか。
「ゆき。すぐ行くから、必ずお店の中で待ってるんだよ。10分はかかると思うから。」

「ごめんね。だいちゃん。気を付けてきてね。」
だいちゃんの優しさに、また甘えてしまった。地図アプリでこのお店を検索したら、帰ることできたと思う。それなのに、会いたい。そう思ってしまった。

グルグルお店を回る。何周しただろうか。明るい音楽が流れるたびに、入り口をみてしまう。
店員さんにはすごく怪しまれたと思う。

とりあえずカゴをもってみたり、化粧品をみてみたり、1分1分が長く長く感じた。

お店に入って何度目かの明るい音楽が聞こえてきた。
また違うだろうと思いながらも、振り向いてしまう。

振り向いては、携帯の時間を確認することを何度も繰り返していた。

だいちゃんに何かあったのかな。
もしかして事故に?なんて嫌な妄想をしてしまい、更に不安感に襲われた。
< 59 / 65 >

この作品をシェア

pagetop