フェイク☆マリッジ 〜ただいまセレブな街で偽装結婚しています!〜 【Berry’s Cafe Edition】
『……えっ、う、ウソでしょ……?』
スマホの向こうから、困惑した震え声が聞こえてきた。
「ふふふ……先日のパーティにお会いして以来ね」
わたしはゆったりと微笑みながらスマホの向こうの相手——武尊さんの秘書だった「武田 かおる」に話しかけた。
この女に連絡するのにプラベ用のiPh◯neを使うのは些か不本意だけども、以前彼女がこちらに掛けてきたからコールバックしたのだ。
『な、なぜ……今さらあなたが……わたしのスマホに……?』
戸惑い狼狽する武田 かおるに、わたしは告げた。
「あなたに——ちょっと教えてもらいたいことがあるのよ」