3次元の恋~オタクの恋物語~

青葉「でも、大高。
もういいって言ったよね?」

依知「そう思ったよ。
百瀬さんと付き合う事を柿谷が
望んでるなら、俺は身を引こうと思った。
でも、南雲さんとかいう訳分かんない奴も
いきなり現れるし、百瀬さんといても
全然、柿谷。幸せそうじゃねぇじゃん。
今の柿谷は幸せじゃねぇのかよ?」

…私は、幸せなんだろうか。
てゆーか、幸せって何?

私は確かに幸せだった。
乙ゲーをやり込んでる時間。
目の前のリキヤに癒される時間。
疑いもしなかった。あの時間が
きっと、私の幸せだった。

青葉「...分からないよ。
てか、こんな私が現実世界で
上手く生きられるはずないよ。
百瀬さんのせいじゃないよ。」

遥希「俺は、昼間の花園の話をする
いつでも楽しそうな柿谷の事が
好きだったのに、最近のお前
悩んでばっかじゃん。
幸せだと思えないなら
恋なんか...すんなよ。」
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