大宮課長は今日もいじわる

かなり驚いた。
もう何年も会っていなかった真希と
こんなところで会うなんて。
それに自分が好きになった女と
真希がルームシェアをしていたなんて。

真希は子どもの頃から
俺にべったりで、
いつも『潤のお嫁さんにして』ってせがんでいた。
10代にもなれば、そんなことを
言わなくなると思いきや、
逆だった。
彼女の想いは憧れから恋に変わった。
< 156 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop