不埒な先生のいびつな溺愛 〜センシティブ・ラヴァーズ〜
どさくさに紛れて自分勝手なことを呟く久遠くんだが、酷いことと言いつつも、きちんと気持ちいいと感じることばかりだった。

しかし恥ずかしすぎて私が本格的に泣き出すと、彼は手加減をし始める。

思いやったキスをして、私を慰めるかのように優しく触れてきた。色々された後で虚ろな目でこんなことをされると、胸がジンと熱くなっていく。

「美和子……気持ちいい?」

いきなり子どものようにあどけない表情でそう尋ねてきた。私は手を伸ばして髪を指で鋤くと、「気持ちいいよ」と返事をした。

彼のこんな姿を誰にも見せたくない。今までの女性たちに対してはっきりとした嫉妬を感じた私は、少し表情を揺らし、彼にしがみついた。

「美和子……?」

「……もう私だけにしてね。誰にもこんなことしちゃダメ。してみたいこと、全部私にしてもいいから」

「……お前っ……」

もちろん、手加減はしてね、と言い忘れたが、彼は私の上でヨロヨロと崩れ落ちると、仰向けの私に覆い被さり、抱きしめてきた。

予想と違うリアクションに、私は彼の背中をポンポンと叩いてみる。
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