私の名前 ~After~
「とりあえず2人には教育係を付ける。
誰かやってくれる者は…」
常務がそう言ったとたん、挙がる手。
…鈴音と他の男を2人きりになんてさせない。
「…常務」
手を挙げながら常務に話しかけた。
「黒羽さんの教育係、俺がやります。」
俺を見つけた瞬間、嬉しそうにほほ笑む鈴音が可愛い。
俺の言葉を聞いて、周りがざわついた。
無理もない。
女に冷たいと有名な俺が、鈴音の…女の教育係を自分から申し出たんだから。
「辻くんなら、安心して任せられる。
「じゃあ、森谷くんは…」
と手を挙げたやつの中から適当に決めたようだ。