私の名前 ~After~
「だから・・私、わたし…」
「もういい。…分かった。」
連夜の腕が緩んだと思ったら、唇に温かいものが触れた。
「ごめん。消毒したい。」
「え?待っ…ん…」
私が止めるのも聞かずにキスしてくる。
だんだんと深くなり私の唇を割り、連夜の舌が入ってくる。
徐々に激しくなるキスに力が入らなくなる。
…もう、無理。
私が崩れ落ちる前に連夜が支えてくれた。
「わりぃ…。止まんなくなった。
…鈴音は、俺のだ。
絶対渡さない。
いきなり…嫌だったよな。」
”そんなことないよ”と伝えたいのに、息が切れていて言葉に出来ない。
その代わりに抱き着いた。
笑顔を見せると、優しく頭をなでてくれる。
「…森谷に近寄られて…怖かったよな?」
”もう大丈夫だ。もう俺が触らせない”
そう耳に届いてきた。