ニセモノ夫婦~契約結婚ですが旦那様から甘く求められています~
「俺のところは、もう記入してあるから」
その言葉通り、【夫になる人】の欄はすでに埋まっている。あと私が書くだけで完成する形になっていた。
「やっぱり止めたい?」
じっと凝視していたせいか、颯馬さんが言う。
「いえ。大丈夫です」
顔を上げた私は、真っ直ぐに颯馬さんを見つめて答えた。
「……そう」
力なく微笑した彼は、テーブルを囲うコの字型のソファーにドサッと腰掛ける。そして、
「君も座って」
と私を呼んだ。大人しく、颯馬さんと少し距離をあけて座る。
「これから一緒に生活するけど、なにか聞いておきたいことはある?」
颯馬さんは上半身だけこちらに向け、小首を傾げた。
聞いておきたいこと……。たくさんありすぎて、なにから質問すればいいのかわからない。
しかし、ある疑問が頭の片隅に閃いたのを、颯馬さんは見逃さなかった。
その言葉通り、【夫になる人】の欄はすでに埋まっている。あと私が書くだけで完成する形になっていた。
「やっぱり止めたい?」
じっと凝視していたせいか、颯馬さんが言う。
「いえ。大丈夫です」
顔を上げた私は、真っ直ぐに颯馬さんを見つめて答えた。
「……そう」
力なく微笑した彼は、テーブルを囲うコの字型のソファーにドサッと腰掛ける。そして、
「君も座って」
と私を呼んだ。大人しく、颯馬さんと少し距離をあけて座る。
「これから一緒に生活するけど、なにか聞いておきたいことはある?」
颯馬さんは上半身だけこちらに向け、小首を傾げた。
聞いておきたいこと……。たくさんありすぎて、なにから質問すればいいのかわからない。
しかし、ある疑問が頭の片隅に閃いたのを、颯馬さんは見逃さなかった。