ハツコイ 2
パーカーを脱いでも、琉偉の顔をまともに見ることができない。



だけど、ちっとも琉偉の声が聞こえず、おずおずと見上げると…




琉偉が口元を手で覆いながら目を逸らしていた。




…琉偉が、照れた時にする癖だ。





「ど、どうかな…」




意を決して聞いてみる。




「…そんな下着があるんだな……」



ポツリと、小さな声でそう呟いた琉偉。




なんか、照れてる琉偉を見ていたら…




全裸で立っているよりも恥ずかしくなってきた…。


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