三十路が進む 現在進行形初恋


 女の子たちは、私の背を撫でたり言葉をかけたりしながら、必死に私を慰めようとしてくれた。
 それは、半分は私への同情や哀れみで、もう半分は作戦に加担した罪悪感からだったのだと思う。

 しばらくして涙を拭きながら顔を上げたとき、少し離れたところでは私を慰めるのと同じように、男子たちが王子様をなだめているようだった。
 そして、ハルだけが1人、遠くで立ちつくしていた。

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