三十路が進む 現在進行形初恋
そんなことになってしまって、もう帰るしかなくなってしまい、最後にジェットコースターだけ乗ろうということになったのだった。
順番が来て、それぞれ男女で隣同士に座り始めるのだけれど、先頭に座った私の隣には誰も座ろうとしなかった。
最後に取り残されていたハルが、私の隣に座った。
その頃には私の涙は枯れ果てていて、頭の中は真っ白だった。
ハルが隣に座っても私はちらりと隣を見ただけで、ただ前を、登り坂の先に広がる秋晴れの水色の空をぼんやり眺めていた。