恋の法則〈-〉
夏紀side

時間が遅くなるにつれやっぱり暗くなる華音


何がそうさせているのかは分からない

やっと彼らを怖がらなくなったし
明るくなった気がするけど


どこかでふとした時に闇が姿を現す

「今日もここに泊まれば良いじゃない。」
いや、ここに居て欲しいのよ
私もアイツらも...

華「でも...」
困った顔を見せる

星「俺たちのワガママだけど」
星夜は優しく微笑むと
無理にとは言わないよと付け足した

華「ありがと」
クスッと笑う

いつか打ち明けてくれるんだろうか
まだ心に持つ闇の部分を

「華音、寝よっか。行こ?皆おやすみ」
私が明るく言えばとりあえずつられて笑う

もう抱え込まないで欲しいのに
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