小悪魔彼女×溺愛彼氏
ちょっと沈黙のあと


「…好きだから。」


ふむ、あれはアリなのか。


「同じもの好きって嬉しいね。」


うん、共有できるっていいよね。


すると斗真は小っちゃく
『だな』って呟いて笑った。

私、この笑顔ずっと隣で
見てたいなって本当にそう思った。
___のに


「あれ、斗真?」


どこからか聞こえてきた
女の子らしい高くておっとりした声。

その声は確かに『斗真』そう聞こえた。


私達は辺りを見回し
その声の主を探す。
するとトコトコとこちらへ向かって
走ってくる一人の可愛い女の子。
多分同い年くらいだけど
私とは正反対のタイプ。
一言で言えばふわふわ系。

ピンクのワンピースが似合いそうな、
そんな感じ。
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