小悪魔彼女×溺愛彼氏
「さっきは…色々ごめんね。
冷静じゃなかった。
話…聞かせてほしい。」





私の言葉を聞いて斗真はゆっくりと
話してくれた。


決着をつけようと話に行ったら
一回抱き着かれ引き離したのに
更に2回目。
その行動に呆れていて
引き離すのが遅くなったところを
たまたま私が見てしまったというわけ。


「離すのが遅くなったのは
俺が悪かった。
ごめんな、美桜。」


切なそうに笑うからもう許しちゃう。


「私こそ、何も知らないのに
突き放してごめんね…。」


斗真は小さく首を横に振った。


私は立ち上がって
斗真の横に座り直して
ギュッと斗真を抱きしめた。


「…ハグの上書き。」


あんなのただの挨拶みたいなものだ。
愛があるハグはもっともっと
素敵な物なんだから!
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