工業高校のイケメン達に愛されて【下】



文化祭が終わる前に、最後に中庭で行われるダンス発表会を見に行くことになっている。


ダンス部はないんだけど、全校の選抜でダンスチームを組んだんだって!


あたしたちは今、5人で中庭に向かっている。



「うふふ、ダンス楽しみだなぁ。」


「ね!僕も楽しみ〜!」



陸くんときゃっきゃとはしゃいでいるのを坂口くんがにこにこと見つめている。


ここの角を右に曲がれば、中庭だ。



「悪い。ちょっと俺外すわ。」


「え?」



目的の場所に着いたところで、滝本くんが急にそう言って、来た道を戻って行ってしまった。



「優介、どうしたんだ?さっきから元気なかったけど…。」



坂口くんは不思議そうに首を傾げた。


具合でも、悪いのかな。


大丈夫かな。



「あたし、滝本くんのところ行ってくる!」


「え、緋奈ちゃん!?」


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