工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「…お前が、横沢に…」
「…う、ん?」
「俺がお前を助けてやれなかったのが…情けなくて、自分で自分が許せない。」
滝本くんが握った拳は震えていて、唇をぎゅうっと噛み締めている。
えっと…。
滝本くんがそんなふうに思っていてくれてただなんて思わなくて、あたしは視線をキョロキョロとさせた。
でも、滝本くんには気負わないでほしい。
今回のことはみんなのせいではないのだから…。
「気にしないで滝本くん。滝本くんは悪くないし、あたしはもう大丈夫だから!」
今日はずっとずっと楽しみにしていた文化祭、滝本くんと…みんなと最後までめいっぱい楽しみたいな。
そう続けて言いたかったんだけど、彼の声によって遮られた。
「…好きなやつのことは、守りたいって思う。」
「……え?」