工業高校のイケメン達に愛されて【下】
「でしょー?」
あたしも相葉くんと同じように購入するものを抱えてペンコーナーから離れレジへと向かった。
今日は、自分の文房具見るのはナシ。
また今度見よう!
あたしが文化祭の経費をあとでまとめて請求するから、相葉くんからガムテープを受け取って全てお会計を済ませた。
相葉くんはあたしがお会計をしている間、すでにお店の外へ出て入り口で待っていた。
お会計を済ませたあたしは、購入した商品が入った紙袋を胸に抱えてお店を出た。
「相葉くんお待たせ!」
「…おう。」
外へ出ると、さっきここに着いた時よりも人が増えてきた気がする。
そろそろ帰宅ラッシュの時間だもんね。
…あ、そういえばあたし、参考書が欲しかったんだ。
このあと本屋さんに行こう。
相葉くんにお礼を言って、バイバイしようと口を開きかけたその時。