工業高校のイケメン達に愛されて【下】




「…他に、なんか見るもんある?」


「へ?あ、えっと…あたしはこのあと本屋さんに行こうかと。文化祭とは関係ないんだけど…。」


「なに買うの?」


「参考書が欲しいんだ!日本史でちょっと詳しく勉強したいところがあって。」


「へー。じゃあ行くか。」



と、そういって相葉くんは本屋さんの方へ足を向けた。


一緒に行ってくれるんだ。


相葉くんも、何か欲しい本あったりするのかな??



「あ、まって!」



あたしは相葉くんのあとを追って、2人で本屋さんへと向かう。


本屋さんは文房具屋さんから歩いて2分ほどの距離。


目的地へ着くとあたしより相葉くんが先に自動ドアを通り本屋さんへと入っていった。



「うわぁ。本屋とか久しぶりに入った。」



本屋さんに入ってすぐ相葉くんは懐かしげな表情で言った。



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