好きだから傷付ける
泣きたくなるのは不安か幸せか

ーピンポーン

毎朝、7時に鳴る目覚ましよりも早い
インターホンの音で目が覚めた。

まだ少し眠い目を擦りながら
リビングへ降りると
エプロン姿の鬼藤くんがいた。

待って。何で?
私、スッピンなんだけど。

雅來「おお、滝川。起きたか。」

美空「何でいるの?」

雅來「樹さん、今日から出張らしくてさ
朝来たら朝食の準備頼まれたから。」

すごく有難いけど何で
鬼藤くんがここに。
私は少しだけパニックになった。
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