好きだから傷付ける

さっきまで顔が真っ赤だった
人物だとは思えないほど
鬼藤くんはいつも通りだった。

ドキドキしてたのは私だけで
鬼藤くんにとっては
何ともない事なんだと思うと
少しだけ寂しくなった。

ーガチャ

家の鍵を閉め、2人並んで
通学路を歩く。
なんともない日常の風景が
映画のワンシーンのように
思えるのは、さっき鬼藤くんと
キスしたせいなのかもしれない。

雅來「今日の1限目何だっけ?」

美空「えっと...数学かな?」

雅來「マジかー。
俺、宿題やってねぇや。」

美空「見せようか?
始まる前に写せるでしょ?」

雅來「お!サンキュー。」
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