好きだから傷付ける

ーガガガー

重たい倉庫の扉を鬼藤くんが
開けてくれて、私達は家へと帰る。

雅來「今日、何食う?」

美空「でも、まかない食べたんだよね?」

雅來「食ってない。」

美空「え?」

雅來「言っただろ?
1人で食う飯よりも誰かと
食う飯の方が美味いって。
滝川と食べたかったから
食ってないよ。」

たった一言の言葉だけど
その言葉は私に幸せを届ける。
鬼藤くんの言葉には
愛情という魔法がかけられている。

美空「...幸せが...伝染すればいいのにね。」

それは、真由さんを想っての気持ち。
今の私はこんなにも幸せだから
少しでも真由さんにこの幸せを
分けてあげたいと思った。
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