好きだから傷付ける

美空「私の100%の幸せを
15%くらい真由さんにも分けたい。
上から目線に聞こえるかもしれないけど
今の私は幸せだから、その何%かを
大切な人に分けてあげたいんだ。」

雅來「真由に言えば喜ぶよ。」

美空「そうかな?
私なんかがそんな事言ったら
嫌な気分にさせちゃうんじゃないかな。」

鬼藤くんは手ぶらだった私の
右手を握り締めた。

雅來「真由も滝川と同じだった。」

美空「同じ?」

雅來「中1の頃から真由とは
同じクラスで、あいつが1人で
弁当食ってる姿は何度も見かけた。
でも、当時の俺は中の中くらいの
人間だったから真由の事
助けてやれなかった。弱かったんだ。
そんな時、クラスで一二を争うほどの
不良だった瀧澤が話しかけたんだ。
俺と友達になろうって。
その姿見てこいつめちゃくちゃ
カッコイイなって思ったから
俺は瀧澤のような男に
なりたいと思った。」

美空「そうだったんだ。」
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