好きだから傷付ける

雅來「滝川は強いな。」

美空「え?」

雅來「カッコイイよ。
俺なんかよりずっと。
滝川に助けられたその子は
今でも滝川に感謝してると思う。
不気味じゃない。これは滝川が
頑張った証だから。」

...嬉しくて...涙が溢れた。

雅來「滝川が夏の暑い日にも
半袖を着ない理由はこれだったんだ。」

ずっと隠してきた。
猛暑日だと言われる日も。
熱中症で倒れそうになる日も。
ずっとこの腕の跡だけは
隠し通してきた。

でも、鬼藤くんが
我慢しなくていいんだよって
言ってくれたから
これからは半袖を着てもいいんだって
そう思えた。
< 149 / 197 >

この作品をシェア

pagetop