好きだから傷付ける
私といっくん以外
座った事のないテーブルに
鬼藤くんが座ってる光景は
何だかとても不思議だった。
樹「あれ、お茶切らしてた。
悪い。すぐ買ってくるから
ちょっと待ってて。」
雅來「いえ、大丈夫です。
今日は帰りますから。」
樹「明日の朝にも飲みたいから
美空、1人残して行くのは心配だ。
君がいてくれると助かる。」
雅來「分かりました。」
樹「じゃあ、いってくる。」
いっくんがいなくなると
私は鬼藤くんに頭を下げた。