好きだから傷付ける

美空「今朝は酷い事を
言ってしまってごめんなさい!
期待させて裏切るのって1番最低なんて
見てもいないくせに、鬼藤くんの事
ちゃんと信じられなくてごめんなさい!」

雅來「滝川。」

美空「はい。」

雅來「昼飯、購買に買いに行くから
付き合って。」

美空「...はい!」

鬼藤くんの優しさに触れた瞬間だった。

木島くんのさっきの話を聞いた事もあって
鬼藤くんの事を悪い人だとは思わなくなった。

木島「俺も仲間にいれて!」

雅來「悟。お前は邪魔!」

木島「水くさい事言うなよ。
お前の席、守ってやったのは俺だろ?」

雅來「ああ、もう!うぜぇ!」

クラスの皆が笑って
木島くんが笑って
鬼藤くんが笑って私も笑った。
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