好きだから傷付ける

木島「怖いから。流れに逆らうのって
勇気がいるから。でも、そんな
弱い俺の事でさえ雅來は
友達だって言ってくれるんだ。」

そうゆう事なんだ。
鬼藤くんが慕われる理由は
自分から友達だって
言えるからなんだ。

だったら、私はどうだろうか。
傷付く事を恐れて何にも行動を
起こさなかったから今、私は
一人ぼっちなんじゃないのかな?

沢山の友達に囲まれるあの輪の中に
入るには勇気がいった。
嫌だと思っても注目されてしまう。
他人の目を避ける事は出来ない。
だけど...今朝の事だけは謝りたい。
私は酷い事を言ってしまった。

何人かの体を押しのけ
私は鬼藤くんの前に立つ。

美空「ごめんなさい!」

生徒「滝川さん?
え?何?どうしたの?」
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