溺愛総長様のお気に入り。


入ってきたのは、またしても…………男。



「オマエ、相変わらずだな」



人の好さそうな顔で笑った彼は、ものすごく端正な顔をしていた。


漆黒の髪は左側だけ伸ばしているアシメスタイル。


180センチはありそうなスラリとした体形で、黒羽の人にしては珍しくきちんと制服を着ている。


男……には違いないけど、どこか小綺麗で女性的なにおいを感じた。



「翔和(トワ)さんっ……」

< 49 / 401 >

この作品をシェア

pagetop