時のなかの赤い糸
さっきみたいな勢いはなくなって、穏やかな時間が流れているような気がする。
近藤には本当にお礼しか言えなかった。
声が届いたかなんてあの状況ではわからない。
だけど、タイムスリップして、新撰組に入隊して
新撰組一隊士として過ごせた日々は何物にも変えることの出来ない宝物だと
近藤の優しい表情に再確認したのは確かだった。
偶然なんかじゃなかって知ることが出来たことも
やっとわかったことで
ただ、何も話さずに永倉の隣を歩くと幸せを感じる。
─────────────もう大丈夫
─────────────帰ろう────
もう、絶対に大丈夫。