~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ-
「五雷使者 五丁都司 懸空大聖 霹靂轟轟 朝天五獄 鎮定乾坤 敢有不從 令斬汝魂!!」
攝邪呪(せつじゃじゅ)。人の体を麻痺させ、動きを封じる口訣(こうけつ)。
一瞬帝の竜の体が静止したが、すぐに何事もなかったかのように戻った。
「無駄だ。すべての魔力は私の元にある。貴様の使役する魔法では私を上回ることなど出来はしまい」
そう言うと、帝の竜は右手を左眼に当てた。瞬時にその腕が燃え盛り、灼熱の業火が渦巻いた。
「呪文すら必要としないとは……第三魔法の一種でしょうかねぇ……」
煽烙の口調は、何か観察をしているような声。
「燃え尽きろ」
帝の竜がその腕を振るうと、まとっていた炎が煽烙に襲いかかった。
「太上老君 普在萬芳 道無不應 三界之内 六合之中 順之老吉 逆之者兇 敕命一到 雷霆行 弟子有難 幸願汝偕 逢凶化吉 化殃殆為祥 急速急来応願!!」
ほとんど一瞬に近いほどの早口で呪文(スペル)を唱え終える。
老君神呪、と呼ばれる口訣。その力は……、
「あらゆる魔法の無効化。これぐらい仙人の私には雑作もないことですよ」
煽烙の口が、また、歪む。
攝邪呪(せつじゃじゅ)。人の体を麻痺させ、動きを封じる口訣(こうけつ)。
一瞬帝の竜の体が静止したが、すぐに何事もなかったかのように戻った。
「無駄だ。すべての魔力は私の元にある。貴様の使役する魔法では私を上回ることなど出来はしまい」
そう言うと、帝の竜は右手を左眼に当てた。瞬時にその腕が燃え盛り、灼熱の業火が渦巻いた。
「呪文すら必要としないとは……第三魔法の一種でしょうかねぇ……」
煽烙の口調は、何か観察をしているような声。
「燃え尽きろ」
帝の竜がその腕を振るうと、まとっていた炎が煽烙に襲いかかった。
「太上老君 普在萬芳 道無不應 三界之内 六合之中 順之老吉 逆之者兇 敕命一到 雷霆行 弟子有難 幸願汝偕 逢凶化吉 化殃殆為祥 急速急来応願!!」
ほとんど一瞬に近いほどの早口で呪文(スペル)を唱え終える。
老君神呪、と呼ばれる口訣。その力は……、
「あらゆる魔法の無効化。これぐらい仙人の私には雑作もないことですよ」
煽烙の口が、また、歪む。