あなたの名前は忘れたけれど。
その人生の中で、たった一度の俺の人生の中で。


少しだけ、毎日寄ってみようかなって家があって。


少しだけ、君の顔を見たいなって思う毎日があって。


少しだけ、あのやわらかな手のひらに撫でられたいなって願望があって。


ほんの少しだけ、君になら、飼われたいかもしれないと思う日々があって。


もし俺が生まれ変わったら。


そうだ、人間にでもなろうか。


そして、いつもあの女の子の側に居て。


うん、そうしよう。


君が名前も顔も知らない奴を好きでいてもいい。


俺が側にいて、1人じゃないからって伝える事が出来ればそれでいい。


…明日は何が貰えるかな。


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